第一回塩研究会報告

伊豆見(いずみ)

2013年09月19日 17:13

こんにちは!


良質な伊豆の温泉を基本として、お客様に癒しと健康増進を提供する「かかりつけ湯」では、今後増えるであろう健康志向、減塩指向のお客様を見据えて、かかりつけ湯の特徴の一つである「健康的な食事の提供」の具体的な取り組みとして「塩分」に着目しました。


一口に「減塩・低塩」といっても、正直ピンとこない・・・
「塩分」は気になるけど、何をどうしたものやら・・・
「減塩・低塩」の食事がお客様に受け入れられるのか?・・・



などなど・・・様々な意見があるなか、伊豆見を筆頭にスタッフ一丸となり開催に漕ぎつけました。
その様子を少しご報告させて頂きます。


9月10日(火)長岡温泉おおとり荘で行われた研究会は

「第一回 塩分に着目した食の研究会」 と題し、

加盟宿、市町行政、栄養士など約30名の参加がありました。


冒頭、管理栄養士でかかりつけ湯アドバイザーの吉田先生より、なぜ減塩なのか?というお話があり、研究会は始まりました。



なるほどぉ ニーズはあるのです!



ふむふむ 



う~ん 難題ですねぇ



講義では「塩分と健康」と題して、塩と体のかかわりを、とてもわかりやすく具体的にお話くださった がんセンター研究所の楠原先生





そして、「塩分を減らす調理のテクニック」と題して、病院食における減塩食の取り組みと、実践的な減塩テクニックをお話しくださった、県栄養士会副会長の西島先生





ともとてもわかりやすくお話をされ、質疑応答では栄養士からの専門的な質問にも、丁寧にわかりやすく回答するなど、専門家としての奥の深さが窺えました。


第1回目は医学的、栄養学的なアプローチで塩を切り取ってみましたが、おもてなしのプロであるお宿の皆さんは、渋い顔をしていらっしゃったような気がします。
「減塩とおいしさ」という難題に向けて踏み出したかかりつけ湯ですが、少しでもお宿や調理師のみなさんのお役に立てるよう、そしてお客様に喜んでいただけるよう、取り組みを続けていきたいと思います。

この研究会は全3回開催です。次回は塩を敵視するのではなく、もっと塩の事を知ってみようじゃないか・・・と「塩」のプロフェッショナルをお招きしお話を伺います。
実は、私もこの研究会のために塩について調べているうちに、勘違いしていたことや、知らなかったことがたくさんある事に気づきました。
そして、かかりつけ湯加盟宿「落合楼村上」女将から「出汁」にこだわった実践的な宿の取り組みを伺います。

そして、3回目では実際にヘルシー(減塩)食の試食もあります。
加盟宿向けの研究会ですが、一般参加も有料にて受け付けておりますので、是非ご参加ください。予定数に達した時点で受け付け終了とさせていただきますので、ご了承ください。



第2回 10月22日(火)13:30~15:30
講師:財団法人塩事業センター研究調査部主事 福田 高士氏
   「塩学」入門~意外に知らない塩の話~
講師:落合楼村上女将 村上 伊津子様
    「旅館の減塩の取り組みと課題~だしの使い方を深める」

                                     参加料 500円



第3回 11月12日(火)12:00~14:00(開始時間が他と違います)
おおとり荘健康講座でのヘルシー(減塩)メニューの試食
※食後は、1回、2回の講師と参加者で、塩を減らす取り
  組みや課題についてのディスカッションを行います。
  
                             参加料  3.000円(試食費込)




お申し込みはこちらのホームページからどうぞ!




お問い合わせ
かかりつけ湯協議会事務局(シード内)
電話055-988-0777 担当:石本
までお気軽にどうぞ!

関連記事