かかりつけ湯地域支援スタッフがお贈りする宿紹介コーナー。
宿の「かかりつけ湯的」魅力を直撃取材してきましたよ~!
聞き手はスタッフ太田。
答える人は船原館の館主・鈴木基文さんです!
【船原館】
船原館は上船原峠に向かう国道沿いにたたずむ1軒宿。
アットホームでノスタルジックな雰囲気でリピーターからの指示が高い宿です。
―お湯の特徴を教えてください。
鈴木:毎分130L、47℃の温度で湧き出す自家源泉は伊豆でも屈指の良質な温泉として古くから愛されてきました。
掛け流しで存分にご堪能ください。
―温泉を使った健康プログラムがあるそうですね。
鈴木:アメリカで生まれたリラクゼーション法「ワッツ(WATSU)」と、日本の湯治文化が融合して誕生した「天城流湯治法」を体験いただけます。
「天城流湯治法」は湯治に来たときばかりでなく、日常生活の中で継続して行えることを目指した健康法です。
天城流湯治法
温泉の中で行うヨガや、温泉整体、温泉自己指圧などのセルフケアの方法を教えます。
40肩50肩、膝の痛み、腰の痛みなどに効果があります。
◆料金/3,000円(30分) 宿泊者料金
ワッツ(WATSU)
ワッツとは米国のハロルド・ダール氏が考案した「アクアセラピー」です。温泉療法専用の浴室「たち湯」で行います。
母親の胎内にいるかのように感じたり、龍になった感じをもったり、受けられた方が色々な感想を持たれます。
温泉の中で受けるワッツは究極のリラクゼーションです。
◆料金/3,000円(30分) 宿泊者料金
―食事の特徴を教えてください。
鈴木:古、源頼朝がここ船原峠で源氏再興を志し、仮を催しました。
獲物を野火で焼き、酒を酌み交わして仲間たちと案を練ったと言われています。
この添接が地域独特の郷土料理「お狩場焼き」を海、現在に伝えられています。
竹筒にいれた地酒を囲炉裏で燗する「焙り燗」と一緒に古の歴史と浪漫をお楽しみください。
船原館名物「お狩場焼きコース」。冬から春にかけては猪鍋、その他山海の幸、椎茸、山葵など、地場の旬の幸をどうぞ。
食事処は世紀を超えて歴史を刻んだ囲炉裏食事処「四郎右衛門庵」。曾祖父の名を冠したこの空間は、昔話の世界に誘います。
スタッフよりひとこと
玄関を入ると、火鉢や古いオーディオセット、すわり心地のいい椅子が出迎えてくれます。
窓から見える雑木林は四季折々に違った表情を見せ、館主と女将の暖かな笑顔に思わず「ただいま」と言ってしまう、そんな宿です。
■船原館
http://www.funabarakan.com/